本日、国立市から来られた60代女性の方が来院されました。
「長く歩きすぎて膝が少し痛くなった」とのことで、今回が3回目の来院です。
痛みのコントロール自体は比較的できている方ですが、
今回のように “膝を伸ばせない癖” が原因で痛みが出るケース は非常によくあります。
目次
◆膝が痛いと「防御的収縮」が起こる
膝に痛みがあると、人の身体は生理学的に 防御的収縮 を起こします。 これは、痛みを避けるために膝を軽く曲げた状態で歩いてしまう反応です。
この「軽度屈曲のまま歩く癖」が続くと、
- 膝がしっかり伸びない
- 膝周りがむくみやすくなる
- 脂肪組織(脂肪体)が硬くなる
- 長く歩いた時に痛みが出る
といった悪循環が起こります。
今回の患者さんも、まさにこのパターンでした。
◆膝は“つま先”ではなく“力(ちから)”で伸ばす
膝を伸ばす指導をすると、多くの方が 「つま先で地面を押して伸ばそうとする」 という動きをしてしまいます。
しかし、これは逆効果で、膝のねじれを強めてしまい痛みを悪化させます。
正しくは、
✔ カラダの中心(力)から膝を伸ばす
✔ 太もも〜膝のラインをまっすぐ使う
✔ つま先では押さない
この「力で膝を伸ばす感覚」がとても重要です。
◆正しい伸ばし方ができると歩き方が変わる
今日の患者さんも、膝を正しく伸ばす感覚をお伝えしたところ、 歩き方が大きく変わり、
帰りにはほとんど痛みがなくなっていました。
ただし、膝を軽く曲げて歩く癖は再発しやすいため、
日常生活の中でも「膝をしっかり伸ばす感覚」を意識することが大切です。
◆まとめ
- 膝痛があると防御的収縮で膝が軽く曲がる
- 曲げたまま歩く癖が痛み・むくみ・脂肪体の硬さを招く
- 膝は“つま先”ではなく“力”で伸ばす
- 正しく伸ばせると歩き方が改善し、痛みも軽減する
膝を伸ばせない癖は、変形性膝関節症の方に非常に多い問題です。
ぜひ、日常の歩行でも「膝をまっすぐ伸ばす感覚」を意識してみてください。

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