これは私自身の臨床経験から導いた考え方で、一般的な定義とは少し異なるかもしれません。
しかし、変形性膝関節症の方をはじめ、多くの膝痛の方に共通して見られる特徴です。
私が考える“膝が硬い”とは、膝を曲げていく際に抵抗感がなく、
お尻がかかとに自然に近づく状態が保てていることを「良好」とし、それができない状態を指します。
ところが膝に痛みのある方は、その手前——指4〜5本分ほどの距離で動きが止まり、
強い抵抗感や硬さを感じることが多いのです。
これは「痛みが怖くて構える」という心理的な反応とは別で、物理的な硬さが存在していると考えています。
この硬さは、体幹を使ったストレッチや大腿外側のストレッチを行うことで改善していくケースが多く見られます。
つまり、膝そのものだけでなく、膝のバランスが崩れていることで硬さが生じているということです。
この状態が続くと、膝蓋下脂肪体などの組織の動きが悪くなり、
痛みを引き起こすメカニズムにつながる可能性があると私は考えています。
もちろん、原因は大腿部だけではありません。
足首の動きの悪さが膝の硬さを生むこともあるため、膝だけに原因を限定しないよう注意が必要です。
つまり、全身の影響が膝の硬さをつくっているという視点が大切です。
また、硬い膝を無理やり曲げて「かかととお尻をつけよう」とするのは逆効果です。
実際、無理な屈曲で症状を悪化させてしまう方も少なくありません。
特に膝裏に痛みがある状態で強引に曲げる動作は悪化の原因になります。
まずは、全身的なアプローチで膝の硬さを軽減し、痛みを取り除くことが重要です。
もし「膝が硬い気がする」「曲げにくい」と感じている方は、
膝だけでなく全身のバランスを踏まえて対策を考えてみてください。
詳しく知りたい方は、ぜひコメント欄にご質問をお寄せください。

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