本日二回目の来院で来られた八王子市在住60代男性です。
仕事が立ち仕事で、
週5の勤務になるとひざ痛が悪化し
昨年の9月より病院へ受診し鵞足炎の診断を受けました。
痛みは軽減したため
好きなロードバイクを再開しましたが
12月に痛みが悪化。
1月に入りMRIを施行し
半月板損傷と骨壊死の診断を受けて
高位脛骨骨切り術を視野に入れて
現在休職をし
手術が保存の間で悩まれていた方です。
前回来た時歩行や階段昇降、
しゃがみ込みで痛みが残存していますが
緊急性を感じ方ではありませんでした。
本日来られひざ痛は落ち着いており
穏やかな表情で来院され
やはり手術の選択は早いように思われ
この方、家族も同じ考えでした。
高位脛骨骨切り術は人工膝関節置換術前の
手術として若い方を対象にする手術です。
またO脚をX脚にするため
軟骨再生も期待できる手術です。
しかし骨を人為的に切るため
手術後2か月程度は杖の使用が必須になり
リハビリも時間がかかります。
手術と保存療法の選択はどっちが正しいとは言えません。
やってよかったと思って初めてわかることだと思っています。
しかしこの方については一回目の来院後
屋外歩行を行い
気持ちよく動け、
まだ痛みの増悪も見られていません。
必須になる手術はあると思いますが
少しリハビリを受けて痛みが改善できるなら
手術を回避することができるかもしれません。
しかし今の医療保険制度の中で本当に集中した
リハビリ環境があるのかは不明です。
また職場に相談をして、
仕事を一時的に休むことも大事なのかもしれません。
手術適応かしっかり見極める能力を身に着けることも大事です。
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