今回はデスクワークをされる方がひざ痛を
どのように改善させるかについてご説明します。
ここではデスクワーク中の腰痛が軽減し、
さらにひざ痛も改善させる可能性があります。
先日当院に来られた50代女性よりで椅子に座って
できる体操を教えてほしいといわれたのがきっかけです。
デスクワークをする方は腰を悪くすると言われています。
当院にこられる方の大半はひざの問題で来ますが
腰の問題を治療することがあります。
そのためひざ治療イコール腰痛治療もしないといけないと考えています。
一般的にはデスクワークは腰への負担を増強させます。
デスクワーク中、腰はどのようになっているかというと
骨盤が後傾になります。
後傾になるということは、腰椎では後弯になります。
後弯になるとそこで皮膚や筋肉などは硬くなって動けいない状態になっていきます。
少し実施してもらいたいですが、立った状態で背骨を丸くしてみてください。
その状態でひざはどのようになっていますか?
少しひざが曲がっていませんか?
これがバランスをとるためにこのようになります。
それが後弯の状態から立つ際
さらにひざが外へひらいたままになり
立った状態では重心の位置が後方に位置して
立った状態ではバランスをとるためにひざはO脚状態になり
ひざも少し曲がった状態になり
ひざの内側には負担が強くなります。
O脚状態は変形性膝関節症を悪化させる要因につながります。
ではどのように対応するのかについてです。
一つ目の運動は座って腰を捻る運動です。
捻った状態で10秒程度伸ばすように実施してください。
脊柱を捻る運動は後弯姿勢で固まらないようにするためのものになります。
これは左右10回ずつ実施してください。
次に座って骨盤の運動になります。
これは座っているお尻に意識してください。
座っているとおしりの骨が当たっているのを感じませんか?
これは坐位とよばれる骨です。
左右均等に載せていることを感じながら
前後に腰を動かしてください。
このとき背骨も動かすようにしてください。
また股関節の運動にもなっています。
後ろにして、しっかり前に身体をもっていきます。
これは10回程度実施してください.
身体が少し前に伸びている状態で
今度は股関節を軸にして
前に傾けて踵に体重を乗せるようにしてください。
両大腿にも力が入っているはずです。
最後は足の内旋運動です。
ひざの痛みのある方の原因としては
下腿が外旋方向になりやすくなっていると言われています。
そこを修正するための運動です。
この外旋位になることが、
鵞足炎(がそくえん)や脂肪組織の痛みの要因にもなりやすいです。
やり方は少し骨盤を前にだした状態(おへそを前にだすようにします)
この状態で踵をあげて外、その状態から元の位置にします。
もとの位置にするとき踵が内側に入らないようにすることがポイントになります。
これは片側10回程度実施してください。
両方同時はやめてください。
もしご不明な点があったらご連絡ください。
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