先日、国立市から通院されている60代女性の方と施術中にお話しをしました。
その方は、膝の痛みを訴えて評判の良い立川の整形外科を受診されたそうです。
診察の際、医師から「半月板損傷がありますね」と言われ、
「それは治るんですか?」と尋ねたところ、
「治らない」とだけ告げられ、説明はそれで終わってしまったとのことでした。
その対応に不安を感じたその方は、別の病院を受診。
そこでは「半月板損傷は、変形性膝関節症の方には多く見られるもので、
特に症状がなければ気にせず経過を見ていくのが良い」と丁寧な説明を受けたそうです。
同じ整形外科でも、医師によって対応や説明が大きく異なるのが現状です。
当院にも半月板損傷で来院される方は多くいらっしゃいます。
私たち医療従事者や整体師などは、損傷の経過や症状の意味を学んできているため、
それが重大な問題かどうかをある程度判断できます。
しかし、一般の方々にとって「損傷」という言葉は非常に重く響き、不安を抱えてしまうことが多いのです。
「大丈夫ですよ」という一言で、心理的に安心される方も多く、その影響の大きさを日々感じています。
だからこそ、対応の仕方や言葉の選び方は非常に重要だと、私は常々考えています。
半月板損傷は、誰にでも起こり得るものであり、損傷があるからといってすぐに問題になるわけではありません。
例えば、ロッキング(膝が伸びない状態)や
キャッチング(膝が一時的に引っかかり、しばらくすると元に戻るような症状)がある場合は、
手術の検討が必要になることもあります。
当院にも、同様の症状を抱えて来院された方がいらっしゃいますが、最近では症状が軽減してきた方もいます。
対応方法は一つではなく、症状や生活スタイルに応じて様々なアプローチがあります。
整形外科医は診断や投薬の判断を担う専門家ですが、
実際の施術やケアは理学療法士や整体師、鍼灸師などがそれぞれの視点で行っているのが現状です。
整形外科だけに頼るのではなく、身体に触れて丁寧に見てくれる場所を探すことも、
選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

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