本日、府中市から30代の男性が来院されました。
4月に長時間歩いたことがきっかけで膝を痛め、整形外科を受診したところ「半月板損傷」と診断されたそうです。
さらに医師からは、「しっかり治したいなら手術をした方がいい」と説明を受け、不安になり当院へ来られました。
目次
■ 実際に膝を評価してみると
動作時の痛みはすでに軽減しており、主に膝前面に痛みが残っている状態でした。
触診・動作評価から判断すると、今回の痛みは 膝蓋下脂肪体の炎症 が強く関わっていると考えられます。
半月板損傷そのものは確かに起きている可能性がありますが、=痛みの原因とは限りません。
むしろ今回のケースでは、長時間歩いたことによる脂肪体のストレスが痛みの主因と判断しました。
■ 半月板損傷でも痛みが出ないケースは多い
「半月板損傷」と聞くと驚かれる方が多いですが、実際には損傷していても痛みが出ない方も多くいます。
半月板が原因で痛みが出る場合は、次のような特徴が見られます。
- 膝を伸ばす途中で“引っかかる”感覚(キャッチング)
- 膝が伸びきらず、少し曲がったまま歩いてしまう
- 急に膝がロックして動かなくなる(ロッキング)
このような症状がある場合は、半月板の断片が関節内で引っかかっている可能性があり、
手術が必要になるケースもあります。
■ しかし「痛みだけ」で半月板とは限らない
痛みの原因は半月板以外にも多く存在します。
特に今回のように、
- 長時間歩いた
- 膝前面が痛い
- 動作はできるが疲れると痛む
という場合、膝蓋下脂肪体の炎症が非常に多いです。
患者様にも、「今回の痛みは半月板ではなく、脂肪体の炎症が主な原因です」とお伝えしました。
■ 手術は慎重に。セカンドオピニオンは大切
半月板の手術をすると、術後しばらくは体重をかけられず、仕事復帰にも時間がかかることがあります。
もちろん必要な手術もありますが、“痛みがある=すぐ手術”ではありません。
今回のように、
- 動作はできる
- ロッキングなし
- 引っかかりなし
- 前面の痛みが中心
という場合は、まず保存療法(施術・運動・生活改善)で十分改善が期待できます。
不安なときは、セカンドオピニオンを取ることも大切です。
■ まとめ
- 半月板損傷=必ず手術ではない
- 痛みの原因は脂肪体など他の組織の可能性も高い
- ロッキングや引っかかりがなければ保存療法で改善するケースが多い
- 手術は慎重に判断すべき
- 不安なときはセカンドオピニオンを
膝の痛みでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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