大腿骨頸部骨折後にひざ痛を発症!

先日来た両変形性股関節症で全人工骨頭置換術を施行された方が

再来院しました。

前回帰られて、その日は痛みが軽減していましたが

翌日起きてからまた痛みが戻っています。

やはり歩き方が問題になっています。

私は大腿骨頸部骨折術後の方を多くみてきました。

大腿骨頸部骨折術後は両変形性股関節症と似ている手術を行います。

(変形性股関節症では骨盤側も人工物を入れるからで、

大腿骨頸部骨折は折れた骨頭側に人工物を入れのみです。)

回復期病棟時代よくあったのが怪我した側への

足に体重が載せることが出来ず、

問題のない足に体重をかけるあまり

徐々に問題のない足のひざに負担をかけて

痛みを起こします。

そのためこのような方に対しては、

身体の左右のバランスを整え、

さらに怪我した側の足に体重を載せても

痛みがないことを患者様に気づいてもらいます。

それは寝た状態でセラピストの足に足底を当てて

痛みのない感覚を理解してもらうことです。

これが理解出来たら、

今度は座った状態で怪我した側に同様に体重をかけても

痛みがないことを、さらに理解してもらいます。

次に立位での怪我した側に体重を載せる動作です。

ここまできて痛みがないことを理解できたら

あとは立ち上がりや歩行練習が大事になります。

この両人工骨頭股関節置換術の方もこのような形で

痛みの軽減を図っていきます。

この方は帰るときには痛みが軽減し

さらに歩き方について理解してもらいました。

ひざ痛でお困りの方ももしかしたら、

股関節の影響を受けているかもしれません。

一度ご自身の股関節についても着してみてください。

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