昨日、小平市から70代の女性が来院されました。
その方から「再生医療」についての話がありました。
友人が有名な医療機関で再生医療を受けたそうです。
ただ、話を聞く限りでは情報が混ざっており、正確な内容は読み取りづらい部分もありました。
その友人の方は再生医療に 約100万円 を支払ったとのことです。
しかし結果は良くならず、最後に医師から「もっと早く来ていれば良くなった」と言われたそうです。
当然ながら、その友人はとても怒っていたといいます。
すがる思いで100万円を支払い、治ると信じていたにもかかわらず、
何も変わらず、最後にそのような説明を受ければ、納得できる人はどれほどいるでしょうか。
私自身が同じ立場でも、すぐに納得するのは難しいと思います。
再生医療は、今後の医療発展において必要不可欠な分野だと考えています。
しかし一方で、再生医療を取り巻く環境を見ると、効果が出ないケースが一定数起こる可能性 も感じています。
画像上で問題が見えていても、実際の痛みの原因が別にあることは、臨床でよく経験します。
確かに構造的な変化が痛みの要因になることは多いですが、
現代医療では問題点をあまりにも単純化して捉えてしまう場面が少なくありません。
「木を見て森を見ず」という言葉があるように、
身体全体を見渡すことで、初めて本当の問題が見えてくるということがあります。
膝痛や腰痛であっても、痛みのある部分だけが原因とは限りません。
他の部位がうまく働かず、その負担が膝や腰に集中しているケースも多くあります。
そのため、皆さんにも「痛い場所=原因」と決めつけず、身体全体のバランスという視点を持っていただければと思います。

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