昨日、府中市の60代女性が来院されました。
この方は当院を約2年間利用されており、一度は治療を卒業して様子を見ていましたが、
仕事を続ける中で膝の痛みが再発し、再び通院することになりました。
この間に、この方は心臓の弁膜症を患い、手術を受けられています。
昨日の診察では、少しむくみが見られたため、心臓の状態について確認したところ、
心不全の指標であるBNPの値が通常の4倍になっていることが分かりました。
以前、国分寺市から来院された50代女性も、心疾患の手術を受けていました。
この方は特に足のむくみが頻繁に発生し、その影響で膝の膝蓋下脂肪体の痛みが問題となっていました。
この方はスーパーでの勤務をしており、仕事中の長時間の立ち仕事に加え、
女性特有のむくみや心臓由来のむくみが重なり、膝の状態が悪化する要因となっていました。
痛みのコントロールを試みました。
しかし卒業する日に、心臓の問題が見つかり、手術することになったと報告を受けました。
今回来院された府中市の方についても、膝の問題について説明し、今後の心臓の状態が膝へ与える影響をお伝えしました。
対処法は無理のない範囲で弾性ストッキング着用着用し、むくみの防止。
さらに家では仰向けになり、枕などで足を高くして少し足首の運動が有効になります。
心臓疾患のある方で膝の痛みを抱えている方は、この関係性を理解し、適切なケアを行うことが大切です。

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