手術はした方がいいのか、しない方がいいのか。

変形性膝関節症に対する手術については、その人の性格・生活背景・膝の状態によって判断が大きく変わります。

データでは、人工膝関節置換術を受けた方の 5人に1人が「満足していない」 と言われています。

実際に当院にも、

  • 手術後も膝の痛みが残っている
  • 早期退院でリハビリが不十分なまま不安を抱えているという方が多く来院されます。

「手術をすればすべてが解決する」私はそうは思っていません。

確かに、傷んだ組織が痛みの原因になっているケースはあります。

しかし、痛みの原因=組織の損傷 とは限りません。

もともと抱えていた膝の問題がそのまま残り、手術後も痛みが続いてしまうケースもあります。

こうなると、「手術したのに痛みが取れない」と不安を抱えて来られる方が多いのも事実です。

手術をするかしないかは、とても難しい判断です。

「手術しなかったらどうだったか」

「手術したらどうだったか」

これは誰にも逆算できません。

ただし、手術をしたら後戻りはできない ということは確かです。

そして、

  • 物事を後ろ向きに考えやすい
  • 少しの違和感でも気になりやすい
  • 後悔しやすい
    こういった性格傾向の方は、私は慎重に考えた方が良いと思っています。

手術を選ぶにしても、「手術後のリハビリがとても大事」ということを理解した上で臨むことが大切です。

手術はゴールではなく、スタートです。

その後のリハビリや生活習慣の改善が、痛みの改善に大きく影響します。

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