先日、東京日野市から新規の問い合わせがありました。
「膝が急激に痛くなり、早急に診てもらいたい。しかし、これまで整形外科を受診したことがない。
このような状態でも診てもらえるのか?」という内容でした。
その日は土曜日午前中であったため、ほとんどの整形外科クリニックが午後休診のことが多く、
受診が難しいと考え当院での対応をしました。
しかし私は基本的には整形外科に行くことを勧めています。
今回のケースは症状を詳しく聞いてみると、そこまで緊急性が高いものではなく、
整形外科を受診するレベルではないと判断しました。
整形外科に行くことの意味とは?
私自身、整形外科で働いていた経験があるため、改めて考えてみると、膝の痛みにおける問題となるケースはいくつか考えられます。
- 感染症や外傷、腫瘍の有無
- 結果的に手術や処置が必要になるケース
このようなケースでは、整形外科での判断が重要になります。
しかし、ジャッジが難しい場合でも本当に整形外科で診てもらうべきか悩むこともあります。
当院に来院される患者さんの多くは、何の前触れもなく突然膝が痛くなり、悪化したケースがほとんどです。
整形外科ではこのようなケースに対して、まずレントゲンを撮り、「変形性膝関節症の有無」を確認します。
多くの場合、診断されたとしても医師の対応は、
- 痛み止めの処方
- 湿布の使用
- 温熱療法による物理療法
にとどまることが多いのが現状です。
当院での治療について
当院の治療は、膝に痛みがある場合、患部を直接動かすことはほとんどしません(これは初回の患者さんでも共通です)。
なぜかというと、痛い箇所を動かすことで反射的に固めてしまい、
逆に症状を悪化させる恐れがあるからです。
そのため、当院では全身を施術し、身体を楽にすることを優先します。
その上で炎症を抑える運動を取り入れることで、多くの患者さんの痛みが軽減しています。
整形外科受診の必要性と選択肢
まずは整形外科で診てもらうことは重要だと考えます。
しかし、医師の説明が不十分なこともあるため、ケースによっては整形外科を経ずに当院へ直接来院される方もいます。
整形外科と当院の治療、それぞれの特徴を理解した上で、
患者さんの状態に合わせた適切な選択をしていただければと思います。

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