歩行障害の改善には、起立運動(立ち座り運動)が非常に効果的です。
私が以前勤務していた回復期リハビリの現場では、1日300回の起立運動をノルマとして取り入れている施設がありました。
この起立運動を歩行障害のある方に実施したところ、約6〜7割の方に改善が見られたというデータも残っています。
実際、重度の歩行障害の方でも、起立運動を継続することで歩行が改善したケースを何度も経験しました。
ただし「痛みがある状態」での実施は注意が必要
起立運動は非常に良い運動ですが、膝に痛みがある状態で行うと負担が大きく、かえって悪化する可能性があります。
前日にもお伝えした通り、痛みが強い時に無理をするのは逆効果です。
痛みを軽減しながら行うための工夫
膝痛や変形性膝関節症の方が起立運動を行う際には、以下の工夫が有効です。
- 膝の間にボールを挟む → 膝の安定性が増し、痛みが軽減しやすくなります。
- 椅子の高さを少し高くする → 雑誌などを重ねて座面を高くすると、立ち上がりの負担が大きく減ります。
低い椅子から立ち上がる動作は膝への負担が大きく、痛みがある方には不向きです。
まずは 痛みが少ない状態で、負担を減らした環境を整えてから 起立運動を始めることが大切です。
起立運動は歩行改善に直結する
起立運動は、歩行と非常に強い関連があります。
立ち上がり動作が改善すると歩行も改善し、歩行が改善すると立ち上がりも良くなるという相乗効果が期待できます。
そのため、痛みが軽減したタイミングで起立運動を取り入れることは、歩行障害の改善にとても有効です。
目次
まずはできる範囲から始めてみてください
痛みがない状態をつくり、膝の間にボールを挟む・椅子の高さを調整するなどの工夫をしながら、
少しずつ起立運動を取り入れてみてください。
歩行の安定や膝の痛みの改善につながる可能性があります。

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