膝の痛みを訴える方を日々みていると、 「痛みの感じ方は本当に人それぞれだ」と強く感じます。
変形が強く、医学的には“重症”と言える状態でも、 「そんなに痛くない」とおっしゃる方がいます。
一方で、変形が軽度であっても、 「歩けないほど痛い」「不安で仕方ない」と強く訴える方もいます。
どちらが良い・悪いという話ではありません。
ただ、痛みに対する“警戒設定”が高い方は、 悪化を防ぐという意味ではプラスに働くこともあります。
しかし、警戒心が強すぎると、 精神的な不安が大きくなり、痛みを過度に意識してしまうことがあります。
痛みが軽減しても不安が続くケース
先日、70代の女性が来院されました。
施術によって膝の痛みは明らかに軽減しており、 動きも良くなってきていました。
ところが、今度は別の部位に 「違和感がある」「痛い気がする」と訴えるようになりました。
実際に評価してみると、 その部位に大きな問題は見られません。
しかし、その方にとっては わずかな違和感でも“痛み”として強く感じてしまうのです。
これは決して悪いことではありません。 痛みに敏感であること自体は、身体を守るための自然な反応です。
ただし、 不安が強くなりすぎると、精神的ストレスが痛みを増幅させることがあります。
痛みに敏感な方は「専門家の伴走」が大切
痛みの感覚が鋭い方や不安が強い方は、 自己判断だけで対処しようとすると、
かえって不安が増してしまうことがあります。
そのため、こうしたタイプの方は 専門家が継続的にサポートしながら進める方が安心して改善できると感じています。
- 痛みの評価
- 不安の軽減
- 正しい動作の習得
- 身体の使い方の改善
これらを一緒に進めることで、 痛みと不安の両方をコントロールしやすくなります。
不安がある時は「一人で抱えない」ことが大事
痛みは身体だけの問題ではなく、 心の状態にも大きく影響されます。
不安が強い時ほど、 痛みを大きく感じたり、 違和感を「痛み」と誤認してしまうことがあります。
だからこそ、 不安がある時は一人で抱え込まず、 信頼できる専門家に相談する習慣をつけることが大切です。
早めに相談することで、 痛みの悪循環を防ぎ、 安心して改善に向かうことができます。

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