突然膝が「グキッ」となったときの対応

当院に来られる方の中には、「靭帯が切れた」、「筋が伸びた」、「グキッと音がした」

といった訴えをされる方が多くいます。

これらのケースでは靭帯損傷が疑われることがあります。

しかし、ほとんどの場合、検査整形外科テストを用いて確認すると、骨や筋組織に問題がないことが多いです。

では、この「グキッ」という音の正体は何なのでしょうか?

膝の「グキッ」という音の原因

膝が突然「グキッ」と鳴るのは、長い時間をかけて経過した体の状態が影響していると考えられます。

特に膝蓋下脂肪体が関係していることが多いのです。

最近、膝蓋下脂肪体の痛みに関する情報はメディアでも取り上げられることが増えています。

しかし国分寺市、東村山市、小平市、国立市、立川市、府中市、西東京市、東久留米市などから来院される方の中で、

この膝蓋下脂肪体について診断を受けた方は一人もいませんでした。

しかし、専門書籍ではすでに多く語られており、理学療法士の中には「痛みの増幅装置」とも呼ばれています。

つまり、痛みが発生すると、それがさらに痛みを増幅させる仕組みになっているのです。

痛みの始まりとその対応

最初は違和感から始まり、膝の中で引っかかるような感覚や、何かがぶつかっているような感覚があるかもしれません。

不意な動作や膝に圧力がかかった瞬間、「グキッ」と鳴ることがあります。

このようなケースを見ていると、触診で痛みを確認できることが多く、

適切な介入によって痛みが緩和され、最終的に違和感へと変わっていきます。

違和感がどこまで減るかが重要なポイントです。

しかし、本質的な解決には膝蓋下脂肪体の痛みの原因を理解することが不可欠です。

恐れずに、原因を考えて対応することが大事

「グキッ」という音に驚いたり、怖がったりするのではなく、

なぜその現象が起きたのかを考えながら対応することが重要です。

まずは、全身的なストレッチを行うことをおすすめします。


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