本日、立川からお越しの20代でスポーツをされている方がいらっしゃいました。
この方はトップアスリートと言っていいほどの実力者です。
しかし、半月板を損傷し手術を受けその後は順調に回復していましたが、
ある時つまずいて膝に水が溜まる状態になってしまったとのことでした。
久しぶりに膝の状態を確認したところ、膝にはまだ少し不安定な箇所が見受けられ、動作中に痛みを訴えられました。
この方から「どのように対応すればいいのか」「筋力トレーニングをどのように進めていくべきか」
という質問がありました。
まず大切なのは、「痛みがある状態での筋力トレーニングは逆効果になる可能性があるため避けるべきだ」
ということを伝えました。
そして、負担の少ない動作の中で、痛みがない範囲を確認しながら運動を進めていくことを勧めました。
筋力強化に関しては、痛みがある時には筋力の出力自体が十分に発揮されないこともあるため、
「これが本当に筋力低下なのか」と慎重に判断する必要があると感じています。
それよりも、まずは全身の柔軟性を向上させ、
どのような姿勢でも安定した動作を取れるようにするバランス練習が重要だと考えています。
この方には、例えばバランスボールやBOSUを活用して、負荷の少ない中でバランス練習を取り入れることを提案しました。
スポーツをされている方々も同じような悩みを持つことが多いと思いますが、
痛みを感じない範囲で運動を行うことの大切さを意識していただけたらと思います。

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