脊柱管狭窄症は腰痛の原因ではない?

本日、府中市から70代の女性が来院されました。

以前から通われている方で、主に膝の痛みを訴えていました。

今回も「10日ほど前に玄関でつまずいてから膝が痛む」とのことで来院されています。

膝に対する恐怖心が強い方です。

この方はもともと腰のすべり症があり、さらに脊柱管狭窄症も抱えています。

そのため、腰の不調についても長年悩まれていました。

お話を伺う中で、「すべり症があるから腰が悪いんです」とご本人が言われました。

しかし、私はこの方に体そらし(後屈)運動をお伝えしています。

一般的には、すべり症の方に体そらしは良くないと言われています。

理由は、後屈によってすべっている方向へ骨がさらに動いてしまう可能性があるためです。

実際、この方も医師から「体をそらす運動は避けた方がいい」と指導されていました。

ところが、私が体そらしをお伝えしてから、この方は継続して行うようになり、

以前より腰の状態が明らかに良くなっていると話されました。

医学的な一般論では「良くない」とされる動作でも、

実際の身体の状態や使い方によっては、逆に効果が出ることがあります。

この方のケースはその典型例です。

私は腰痛の方に体そらしを勧めることが多くあります。

特に、腰痛や脊柱管狭窄症の方には有効であることが多いと感じています。

もちろん全員に当てはまるわけではありませんが、

「腰痛があるから体をそらしてはいけない」と決めつける必要はありません。

これらのことを踏まえて、腰痛でお悩みの方は、ぜひ一度体そらし運動を取り入れてみることをお勧めします。

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