昨日、腰痛で起きれなくなっていると娘様より連絡があり、
府中市在住の70代女性のところに行ってきました。
最近、ひざ痛で来られている方の家族の紹介で
ぎっくり腰や脊柱管狭窄症なども見る機会が増えています。
ひざ関節専門ではありますが
腰痛や脊柱管狭窄症がひざへ影響を及ぼしている方も多いため
診ることはそれほど問題ないと思っていますが、
ぎっくり腰のような急性腰痛については
脊椎圧迫骨折との鑑別が必要になります。
昨日行った方は立っていましたが
寝ると痛みが強く起きれないとのことでしたが、
背骨を少し軽く叩くと腰のあたりに放散痛がみられました。
これは叩打痛(とうだつう)といい、
骨折を疑う所見でした。
しかしいままで病院時代、
骨折を疑い、
評価し問題がなくても骨折をしていないケースもあれば、
骨折しているケーズもありました。
今回のケースも骨折を疑う程度でしたが、
脊椎圧迫骨折は麻痺を引き起こす可能性があり、
また背骨の固定をしっかり行わなければ、
変形治癒につながり、
のちのち腰痛を引き起こす可能性も考えられるため、
今回は介入をせず早期に整形外科への受診を促し帰宅しました。
ただの腰痛と脊椎圧迫骨折の判断を間違えると
セラピストが患者さまに悪影響を与える可能性が
あるため注意しないといけないケースでした。
みなさんも60代以降でただの腰痛と思っていても
骨折などしていることもあるので安易に考えず、
整形外科受診を行いしっかり診断をつけてもらってください。
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