膝がパキパキ鳴る原因とは?

「膝がパキパキ鳴るんですが大丈夫ですか?」

これは当院でも非常に多くいただく質問です。膝に痛みがある方はもちろん、

痛みがない方でも音が鳴ること自体は珍しいことではありません。

たとえば、昔の少年マンガで北斗神拳のケンシロウが“バキバキバキ…”と指を鳴らすシーンがありますよね。

あのような音は単発音で、続けて同じ音は鳴りません。

これは関節内の気泡が弾けることで起こるため、1回鳴るとしばらくは鳴らない仕組みです。


目次

単発音と連発音は分けて考えるべき

膝の音には大きく分けて2種類あります。

  • 単発音:関節内の気泡が弾ける音(ケンシロウの“バキッ”のような音)
  • 連発音:曲げ伸ばしのたびに「パキパキ」「パチンパチン」と繰り返し鳴る音

このうち、階段の昇り降りや膝の屈伸で毎回のように鳴る“連発音”は、

私は膝蓋下脂肪体が関係しているケースが多いと考えています。


膝蓋下脂肪体とは?

若い方の膝を触ると、室外側脂肪体はゼリーのように柔らかい組織です。

しかし、年齢を重ねると組織が変性し、まるで砂が混じったようなザラつきや、押すと“クリック音”が出ることがあります。

膝を急に曲げたとき、大腿骨・膝のお皿(膝蓋骨)・膝蓋下脂肪体

この三つの間で組織が引っかかるように動くことで、パキパキと音が鳴ると考えられます。


音は気になるが、改善には時間がかかることも

膝の音が気になって来院される方も多いのですが、正直に言うと音そのものの改善は個人差が大きいです。

  • 長い期間をかけて改善したケースもある
  • 一方で、痛みは改善しても音だけ残るケースもある

ただし、膝関節の動きに“遊び”が生まれ、全身の柔軟性が高まってくると、音が軽減していく可能性は十分あります。


結論:諦めずに全身の柔軟性を高めることが大切

膝のパキパキ音は、必ずしも危険なサインではありません。

しかし、膝蓋下脂肪体が硬くなっている場合は、膝だけでなく全身の柔軟性低下が背景にあることが多いです。

そのため、膝だけを揉むのではなく、全身的なストレッチや可動域改善を続けること

これが長期的に見て最も効果的なアプローチだと考えています。

膝の音が気になる方は、ぜひ焦らず、少しずつ身体全体の動きを整えていきましょう。

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