変形性膝関節症の原因には、加齢だけでなく 手術歴や外傷歴 が大きく関わっています。
スポーツ障害で前十字靭帯を損傷した方が、数年〜数十年後に変形性膝関節症へ進行することはよく知られています。
また、転倒や事故などの外傷をきっかけに膝を痛め、その後徐々に変形が進むケースも多く見られます。
● なぜ手術や外傷が変形を進めるのか
主な理由は 関節への負担バランスの崩れ です。
- 靭帯損傷
- 半月板損傷
- 骨折
- 手術による組織の変化
これらによって膝の安定性が低下すると、関節にかかる力が偏り、軟骨の摩耗が進みやすくなります。
さらに、怪我をした後に十分なリハビリを行わず、
膝のバランスが整わないまま生活を続けると、時間とともに悪化が進行 します。
● 手術そのものがバランスを変えてしまうこともある
人工的に膝の構造を変える手術(靭帯再建術、半月板切除術など)は、
痛みの改善や機能回復を目的としていますが、
術後のわずかなアライメント変化が長期的には負担となる ことがあります。
これは手術が悪いという意味ではなく、「術後こそ膝のバランスを整えるケアが重要」ということです。
● だからこそ“早めの対応”が必要
膝を手術した方、外傷を経験した方は、将来的に変形性膝関節症へ進行するリスクが高い と言われています。
しかし、進行はゆっくりで、適切なケアを行えば悪化を防ぐことができます。
- 股関節・足首の柔軟性を保つ
- 膝周囲の筋力を整える
- 正しい歩き方を身につける
- 体重管理
- 日常生活での負担を減らす
これらを早い段階から行うことで、膝の寿命を大きく延ばすことができます。
● 悪化には時間がかかる
変形性膝関節症は、急に悪化するものではありません。
多くの場合、数年〜数十年かけてゆっくり進行 します。
だからこそ、「痛みが出てから対処する」のではなく、
「痛みが出る前から予防する」という考え方が非常に大切です。
皆さんも、手術歴や外傷歴がある場合は特に、膝を守るためのケアを早めに始めてください。

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