今日は、当院に寄せられる「膝の痛み」に関するリアルな症例をもとに、痛みが長引く本当の原因と、
それを解消するためのポイントについてお話しします。
本日の症例:国分寺市からお越しの70代女性
本日、国分寺市から70代の女性の患者様が来院されました。
施術を重ねる中で、当初に比べると痛みはだいぶ軽減し、
本日も「本当に楽になりました!」と感謝の温かいお言葉をいただき、素敵なお土産まで頂戴しました。
こうしたお言葉が、何よりの励みになります。
しかし、詳しくお話を伺うと、まだ「時折、膝の裏にツッパリ感や痛みが出る」とのこと。
特に「階段を上るとき」に、その症状が顕著に現れる状態でした。
膝の裏が痛む原因は「逃げ道」を作ってしまうから
「膝の裏が痛い」というとき、単にその場所だけに問題があるわけではありません。
多くの場合、無意識に「膝の裏をピーンと伸ばしてロック(固定)してしまう」という姿勢の傾向が見られます。
膝の裏をガチガチに固めてしまうことで、筋肉が過剰に収縮し、動かしたときに痛みとして現れてしまうのです。
そして、この状態に陥っている方に共通する特徴が一つあります。
それは、「両足にしっかり、均等に体重をかける動作が苦手」ということです。
左右の筋肉の入り方をチェック
実際に、椅子に座った状態で両足に体重をかけ、体を前に倒す動作(立ち上がる手前の姿勢)をしていただき、
左右の太ももの筋肉を触って確認してみました。
すると、明らかな左右差が見られました。
- 痛みのない側: 太ももの筋肉がしっかり収縮し、体重を支えている。
- 痛みがある側: 筋肉の収縮(力が入る感覚)が明らかに弱い。
これは、無意識のうちに痛い方の足をかばって生活している証拠です。
この「かばう姿勢」のまま歩くことで、さらに左右のバランスが崩れ、膝の痛みが長引く悪循環に陥ってしまいます。
改善のためのアプローチ:股関節を軸にした立ち上がり練習
このような「かばう癖」をリセットするため、当院では立ち上がり動作の準備段階として、
以下のような運動を取り入れています。
【おうちでもできる!立ち上がりの準備運動】
- 椅子に深く腰掛け、骨盤を立てる(おへそを少し前に出し、胸を軽く張る)。
- 股関節を軸にして、上半身をゆっくり前に倒していく。
- このとき、左右の太ももに均等に力が入る(体重が乗る)のを意識する。
この運動を行うことで、眠っていた「痛む側の筋肉」にしっかりと刺激(収縮の感覚)が入りやすくなります。
実際、本日お越しの患者様も、この運動の後は階段の上り下りなどの痛みが少し改善されました。
一番の強敵は「脳が覚えている痛みの恐怖」
しかし、長年培われた「癖」というのは、そう簡単には抜けません。
なぜなら、体は改善していても、脳の中に「また動いたら痛くなるのではないか?」
という恐怖心が強くこびりついているからです。
ここが、私たち施術家にとっても、患者様にとっても一番根気強く向き合うべきポイントになります。
「痛くない動き方」を繰り返し体にインプットし、
脳のブレーキ(恐怖心)を少しずつ解除していくアプローチが不可欠です。
まとめ:痛みが消えても「かばう癖」は残ります
もし今、あなたの膝の痛みが以前より落ち着いていたとしても、
「動作中にかばう癖」が残ったままだと、いずれ再発したり、別の場所(腰や股関節など)を痛める原因になります。
「痛みを取り除くこと」と「正しい体の使い方を取り戻すこと」はセットです。
当院では、痛みの緩和だけでなく、その先にある「一生元気に歩ける体づくり」をサポートしています。
同じような膝の痛みや違和感でお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいね!

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