昨日、東京都立川市より80代の女性が娘さんともに来院されました。
この方は、3ヶ月前から膝の痛みが悪化し、なかなか改善しないため、
娘さんがインターネットで当院を見つけて受診されました。
今回は2回目でしたが、痛みが軽減しているとご本人さまよりありました。
この女性は、80代で歩行器で移動できるレベルの方です。
しかし、週6回のデイサービスを利用されており、環境としては非常に良い状態にあると思われます。
膝の痛みがなかなか治らない方の特徴として、活動量の低下が挙げられます。
特に1日の歩数が2000歩未満の方は、膝の痛みの改善が難しく、体力の低下方が多い印象です。
その場で症状が一時的に改善しても、すぐに再発することが多いのです。
これは、カラダを支える筋力不足しているためです。
私は以前、西東京市のデイサービスに勤務していましたが、
そこでは動けなかった方が約2ヶ月の間に劇的に元気になっていく様子をよく目にしました。
身体を動かす習慣や、人との関わりを持つ習慣が、健康維持にとって非常に重要であることを改めて実感しました。
痛みは、適切な治療によってある程度コントロールできますが、施術によって体力低下を補うことはできません。
それは、ご本人の努力によるものです。したがって、最低限でも1日の運動時間を確保することが重要になります。
まずは一日4000歩から6000歩を目指すことが大事です。
皆さんもこれを踏まえ、ただ安静にしているだけでは膝の痛みが改善しないことをぜひ知っていただければと思います。

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