以前から当院に来院されている方の中には、「痛みではないけれど、膝に引っかかるような違和感を感じる」
と訴えられる方がいらっしゃいます。特に女性に多い印象があります。
違和感の原因は?—膝蓋下脂肪体に注目
この違和感の原因として、私が注目しているのが膝蓋下脂肪体です。
膝蓋下脂肪体は、どなたの膝にも存在する正常な組織ですが、
膝の噛み合わせ(アライメント)が悪くなることで、膝内部に摩擦抵抗が生じ、
それが刺激となって脂肪体の腫れや増殖につながり、結果として違和感を引き起こしているのではないかと考えています。
通常は「痛み」で来院される方が多いですが、時には「違和感」を訴える方も見受けられ、
特に20代の若い方に多い傾向があります。
違和感を放置すると?
この違和感を放置してしまうと、いずれは「痛み」へと変化する可能性が高いと私は考えています。
そのため、違和感の段階から積極的に対応することが大切です。
効果的な対応方法
違和感の軽減には、膝だけでなく上半身や股関節・足首の運動を取り入れることが非常に重要だと私は考えています。
膝に問題があると、どうしても膝だけに意識が集中しがちですが、
それらの症状を引き起こす根本的な要因には、足の機能低下や体全体の柔軟性不足がある場合が多く、
それらに着目した運動療法が必要です。
違和感を感じたら早めに行動を
もし膝に違和感があるようなら、放置せず、早めに対応することで重症化を防ぐことができます。
ご興味のある方は、ぜひ当院のホームページをご覧いただき、受診もご検討ください。

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