膝の痛みで来院される方を日々みていると、 痛みそのものよりも
“痛みでついた癖を直すこと” のほうが難しいと感じる場面が多くあります。
目次
■ 痛みがあると身体は必ず“逃げる動き”を作る
膝が痛い期間が長くなると、次のような癖が自然と身についてしまいます。
- 足を引きずって歩く
- 膝を曲げたまま歩く
- 階段の上り下りで独特の動作になる
- 痛い側をかばうために重心が偏る
これらは「痛みを避けるための防御反応」ですが、 問題は 痛みが軽減しても癖だけが残ってしまう という点です。
■ 痛みが取れても癖が残る理由
身体は一度“この動きなら痛くない”と覚えてしまうと、 痛みがなくなってもその動きを続けようとします。
つまり、 痛みが改善 → でも癖は改善しない という状態が起きやすいのです。
私自身、施術で痛みが取れても、 歩き方や階段動作の癖がなかなか戻らないケースを多く経験しています。
■ 癖を直すには「痛みのない動きを再学習する」しかない
癖を改善するために必要なのは、 痛みのない正しい動きを段階的に身体へ覚えさせること。
1回の施術で劇的に変わるものではなく、 恐怖心を取り除きながら、少しずつ正しい動きを積み重ねていく必要があります。
これは精神論ではなく、 “痛みがない状態を何度も経験すること”が脳と身体の再学習につながるためです。
■ 膝痛で悩んでいる方へ
もし膝の痛みで困っている方がいれば、 「痛みを取ること」と同じくらい
“痛みでついた癖を直すこと”が重要だと知っておいてください。
癖が残ったままだと、再発や別の痛みにつながることもあります。
段階的に正しい動きを取り戻すことで、膝はより安定していきます。

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