先日、府中市から来られた60代の女性と、膝を温めることの効果についてお話ししました。
その方は整形外科で、いわゆる「マイクロ波治療(マイクロ波)」を受けていたそうです。
しかし、痛みの改善はあまり感じられなかったとのことでした。
マイクロ波は深部まで熱を届けて痛みを和らげる治療法とされていますが、
実際には「思ったほど効果が出ない」というケースが多いのが現状です。
膝の痛みには、ほぼ必ず 膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい) の炎症が関わっています。
脂肪組織は熱の影響を受けやすいものの、温めただけで劇的に改善するわけではありません。
ただし、変形性膝関節症に対しては、温泉療法がガイドラインで最も高い推奨度(A) とされています。
つまり、温めること自体には一定の効果があるということです。
では、なぜ「何回温めても変わらない」という人が多いのか。
それは、膝周囲の柔軟性が低いまま温めても、脂肪体の動きや滑走性が改善しないためです。
私は、まず運動やストレッチで膝周辺の柔軟性を高め、
脂肪体の負担を減らした上で温めると、より効果が出やすいと感じています。

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