最近、多くの方を見ていて、膝痛の自然回復は難しい ことを実感する機会が増えました。
当院に来られる方の中には、20代で膝を痛めて以来、慢性的に悪化しているケースが多く見受けられます。
そのような方の特徴として、膝蓋下脂肪体に痛みを伴っている ことが挙げられます。
私自身も、20代の頃の膝の痛みは自然に治るものだと思っていました。
膝痛が回復するケースもあれば、治らないケースもあると聞いていましたが、
最近では「実際は治っていないのではないか」という考えに至っています。
さらに、正しい治し方すら分かっていない ことが現状なのではないでしょうか。
理学療法士としての気づき
私は理学療法士になりたての頃、変形性膝関節症に関する専門書を参考にしながら施術を行っていました。
しかし、臨床現場に入ってから、書籍の内容をそのまま実践しても ほとんどの方の膝痛が改善しない ことに気づきました。
「何がいけないのか?」と考え続けた結果、重要なことに気づきました。
それは、膝だけを見ていたから改善しなかった ということです。
全身の状態を見れば、膝痛の改善につながることを 2年後に理解する ようになり、
これが私の介入理論のベースになっています。
自然回復が難しい理由
現在の膝痛治療の多くは、「痛い部分」だけに焦点を当てがちです。
YouTubeなどの動画でも、膝を中心としたストレッチが紹介されることが多く、
全身の状態を考慮するアプローチは少ない のが現状です。
特に 膝蓋下脂肪体は自然回復が難しい 組織であり、適切な介入が必要です。
そのため、私は「膝痛は自然回復が難しい」という結論に至っています。
しかし!根本的な問題を整理し、適切な方法を実践すれば 痛みは改善できる と考えています。
もし膝痛について詳しく知りたい場合は、私のYouTube動画をご覧いただくか、ご質問をいただければ幸いです。

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