施術していて、苦戦する方とは?

本日、小平市より50代の女性が来院されました。

膝の痛みが強いという訴えがありましたが、その他にももともと腰痛や首のこりといった症状も訴えられました。

当院は元々膝の痛みに特化していますが、腰や首などの問題を重視しています。

それは、こういった根本的な問題を解決しないと膝の痛みが取れないからです。

では、どのようにして膝の痛みを取るのかというと、

背骨や足首などを中心に柔軟性をしっかりと回復させることが重要です。

この点については以前からお話してきましたが、さらに厄介な問題が存在します。それは心理面です。

心理面と聞くと、うつ症状などを想像するかもしれませんが、不安症状が強い方は本当に苦戦します。

痛みに対する恐怖心が身についている場合、「やったら悪化するのではないか」という先入観があり、

セルフエクササイズをうまく行えない方がいます。

また、不安が原因で運動がうまくできない方も多く見受けられます。

当院の施術介入としては、初回は3日程度で来院していただき、その後は1週間ごとに通院。

その後、徐々に間隔を開けながら痛みのコントロールを行っています。

ただし、このように心理的不安が強い方や痛みに対する恐怖感が強い方の場合、

短期間で頻繁に来ていただき、痛みのコントロールを慎重に進める形をとることを考えています。

本来、ストレッチでうまくコントロールができれば自立が可能ですが、

このような方には難しい場合が多く、現実的に苦戦することがあります。

膝の痛みは基本的には取れると思っていますが、このような方たちを見ると、

得られる結果を予測するのが難しく、少し心配になることもあります。

心理面の問題は簡単に片付けられるものではないので、その点を考慮して介入を進めています。


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