まず前提として、変形性膝関節症と高血圧は 直接の病気としての原因は異なります。
膝の変形は関節の問題、高血圧は動脈硬化など血管の問題です。
これは当然のことです。
しかし、身体の状態を全体として見ると、実は関係してくる部分があります。
■ 私が臨床で感じてきた「共通点」
病院、回復期、在宅施設、訪問介護ステーションなど、これまで多くの方を見てきましたが、
血圧が高い方には “身体が硬い” という共通点があることが多い と感じています。
特に、
- 背骨の硬さ
- 首まわりの硬さ
- 肩まわりの緊張
これらが強い方は、血圧が高い傾向があると臨床的に感じています。
実際、訪問介護ステーションで運動指導をしていた時も、
血圧が高い方に 軽く肩を回す・呼吸を整える といった簡単な運動をしてもらうだけで、
血圧が下がることがよくありました。
つまり、
身体が緊張して硬くなる → 血管も硬くなる → 血圧が上がりやすい
という流れが起きていると考えられます。
■ 変形性膝関節症の方にも同じ特徴がある
膝が痛い方の多くは、膝だけでなく 背骨、とくに上部(胸椎〜頸椎)が硬い ことが多いです。
もちろん「膝が痛い=血圧が高い」という単純な話ではありませんが、
- 背骨が硬い
- 肩や首が緊張している
- 身体全体がこわばっている
こうした状態は 膝痛の方にも血圧が高い方にも共通して見られる特徴 です。
■ 対処法:まずは「柔らかい身体」を作ること
高血圧の治療は医療の領域ですが、整体院としてお伝えできるのは、
薬だけに頼らず、身体の緊張を取ることがとても大切 ということです。
特におすすめなのは、
- 首をゆっくり回す
- 肩を軽く回す
- 呼吸を深くする
- 背骨をしなやかに動かすストレッチ
例えば、
手を反対側の肩に回して肩甲骨を伸ばすだけでも、
肩まわりの緊張が取れて血圧が上がりにくくなります。
■ 脱水と膝痛の関係と同じ理屈
以前お話しした「脱水と変形性膝関節症の関係」と同じで、
血管も関節も “ホースのように劣化すると硬くなる” という共通点があります。
硬くなると、
- 血圧が上がりやすい
- 関節に負担がかかる
- 痛みが出やすい
という悪循環が起こります。
だからこそ、
身体を柔らかく保つことが、膝にも血圧にも良い影響を与える
というのが私の臨床経験からの結論です。
まとめ
- 膝の変形と高血圧は病気としては別物
- しかし「身体の硬さ」という共通点がある
- 背骨・首・肩の硬さは血圧にも膝痛にも悪影響
- ストレッチや呼吸で緊張を取ると血圧も膝も改善しやすい
- 身体を柔らかく保つことが予防にも改善にも重要

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