当院では、年に一人ほどのペースで、「1回の施術で痛みが取れた」と報告される方がいます。
ただ、正直なところ、私自身は「なぜそのように治ったのか」を完全に理解できているわけではありません。
運動習慣のある方が、少し運動量を増やしたり、運動方法を変えたことで改善したのではないか、と考えています。
しかし、基本的に「1回で治る」というのは稀なケースであり、ほとんどの場合は時間をかけて改善していくものだと思っています。
なぜ、一発で治るのが難しいのか?
身体の痛みは、長い時間をかけて積み重なって生じるものです。
それを一瞬で解決するというのは、理論的に難しい話です。
もちろん、最短で治るように尽力していますが、それでも患者さん自身の協力なくして痛みを取ることはできません。
回復しやすい患者さんの特徴とは?
理学療法士として病院に勤務していた時代に、回復しやすい患者さんには共通点があることに気づきました。
それは、「私が提案した運動以上に積極的に取り組む方」です。
特に、「回復が難しいだろう」と予測したケースほど、意外に改善が早く進むことがあります。
逆に、「すぐに良くなるだろう」と思ったケースでは、回復が思ったほど進まないこともありました。
この違いは、運動量の差にあると思っています。
治療に依存せず、自分の力で改善を目指す重要性
他力本願ではなく、提案された運動を自分で実践し、習慣化することが大切です。
リハビリを必要とする方ほど、元の状態に戻すのに時間がかかりがちであり、回復には通常の3倍の時間を要すると感じています。
これは他の専門家も言っていることです。
したがって、「自分の身体を本気で治す」という意識を持ち、1ヶ月間集中して取り組むことで、改善のスピードは格段に上がるでしょう。

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