本日、東村山市から50代の女性が来院されました。
この方は昨年まで定期的に通われていた方で、
今回は「現在の状態が安定しているかどうか」を確認するために来られています。
約4ヶ月ぶりの来院です。
この方が当初来られた理由は、「チベットに行きたい」という目標があったからです。
アジア圏では和式に近いしゃがみ込み動作が必要なトイレが多く、
しゃがめないことへの不安から膝の改善を目指して通われていました。
久しぶりの来院でしたが、今回も痛みそのものより「今の状態を維持できているか」を確認したいという目的でした。
私は、運動習慣さえしっかり続けられれば、膝の痛みは十分コントロールできると考えています。
ただ、そのためには“何のためにやるのか”という目的がとても重要です。
この方はチベット旅行という目標を達成され、次はカトマンズやモンゴルに行きたいという新しい目標ができたそうです。
こうした「やりたいこと」「行きたい場所」といった目標があることは、人の気力を大きく支えてくれます。
病院勤務時代、80〜90代で寝たきりの方に「何か目標を持ってもらいたい」と思っても、
なかなか続かないケースを多く経験しました。
しかし、体が動き、やりたいことがある人は、自己管理能力が自然と高まります。
もちろん「健康のために運動する」ことも大切ですが、
何かを達成したいという目的があると、体を動かす意味がより明確になります。
「こうなりたい」「これをやりたい」という目標を持つことは、膝の改善のきっかけにもなりますし、
これは膝だけでなく、あらゆる関節痛に共通する考え方です。
こうした視点を覚えておいていただけると、とても良いのではないかと思っています。

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