先日、長年腰痛を抱え、膝の痛みを訴えて当院を利用されている方の紹介で来院されました。
この方は国分寺市在住の70代男性で、レストランを経営されており、週2日以外はほぼ毎日、調理業務に従事されています。
電話での初回相談では、「長年かけてできた痛みだから、そんなに簡単には治らないよ」とご本人がおっしゃっていました。
実際に施術を通して身体を確認したところ、背骨や膝には大きな構造的問題は見られませんでした。
しかし、特に気になったのが左の股関節です。
硬さと詰まり感が強く、可動域の制限が明らかでした。
初回・2回目の施術では大きな変化は見られなかったものの、「カラダが軽くなった」との感想程度でした。
そして先日、3回目の来院時には「最近は調子がいいんだよね」とおっしゃり、
しゃがみ込みの動作も体を支えずにスムーズに行えるようになっていました。
多くのケースでは、膝や腰の痛みの原因が柔軟性の低下にあることが多く見受けられます。
しかし、実際には痛みのある部位だけをケアしていて、
本当の原因となる股関節の問題には気づいていない方がほとんどです。
この方も「歩いていると詰まる感じがある」と話されていましたが、
股関節の硬さが膝や腰に影響を与えていた可能性が高いと考えられます。
痛みの本質的な原因を探ることなく、表面的な部位だけを施術していては、根本的な改善にはつながりません。
私自身、こうしたケースを通じて改めて「原因を見極めることの重要性」を実感しています。
皆さんもぜひ一度、ご自身の身体を丁寧に見直してみてください。
痛みのある場所だけでなく、その周辺や連動する関節・筋肉に目を向けることで、
改善への糸口が見えてくるかもしれません。

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