膝痛の方には、実は肉離れを経験しているケースが多いと感じています。
最近も当院に来られた男性の患者さん2名が、スポーツ中に肉離れを起こしていました。
お一人はスキー、もう一人はテニス中の受傷でした。
肉離れは、筋肉の線維が部分的に断裂することで起こります。
損傷の程度は3段階に分類され、多くは軽症ですが、癖になりやすいのが特徴です。
実は私自身も10年前にふくらはぎの肉離れを経験しました。
痛みはすぐに落ち着いたものの、ちょっとした動作の瞬間に同じような症状が出て、力が抜けるような感覚がありました。
この「再発しそうな不安定感」こそ、肉離れの厄介なところだと思います。
肉離れの基本的な対応としては、損傷した組織が修復される過程に合わせて、
段階的にストレッチや柔軟性の改善を行うことが大切だと言われています。
今回の2名のケースでは、1人は電話で「ストレッチをしていいか?」という相談があり、
状態から判断して「まずは様子を見ましょう」とお伝えしました。
もう1人は当日に来院され、診察したところ、熱感や内出血もなく、
筋断裂の強い所見もなかったため、軽症と判断しました。
整形外科でも固定を指示されたそうですが、靴が履けないためご自身で外し、
足を少し曲げて歩いていたとのことでした。
軽症とはいえ、まずは痛みを悪化させないこと、そして癖にしないことが重要です。
特にスポーツをされる方は、再断裂を繰り返すケースが多いため注意が必要です。
また、ふくらはぎが硬い方は肉離れを起こしやすい傾向があります。
今は安静が必要ですが、落ち着いてきたらアキレス腱のストレッチがとても大切になります。
膝痛のある方は、背骨・股関節・足首などにも問題を抱えていることが多いです。
特に足首の硬さは見落とされがちですが、膝の痛みと深く関係しています。
今後同じような症状が出た際には、ぜひ足首の状態にも目を向けてみてください。
ご不明な点があれば、ぜひコメントをお寄せください。

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