評価と治療は一体である

変形性膝関節症の方を診ていて常に感じるのは、評価が正確であって初めて治療がうまくいくということです。

現在の整形外科で行われる治療は、レントゲンによる診断名の決定、それに基づく薬物療法や物理療法が中心です。

もちろん、これらの治療で症状が改善すれば、その評価は正しかったと言えます。

しかし私は、整形外科で行われている評価はどうしても不十分だと感じています。

理由は明確で、評価と治療は本来切り離せないものだからです。

評価が細かければ、問題点は必ず見つかる

丁寧に評価を行うと、痛みの原因となる問題点は必ず浮かび上がります。

変形性膝関節症といっても、痛みの原因は「変形」だけではありません。

  • 生活歴
  • 痛みが出る動作のパターン
  • 背骨・股関節・足首などの連動
  • 脂肪体や滑膜の炎症
  • 筋力や柔軟性のアンバランス

こうした複数の要素が絡み合って痛みを作っています。

レントゲンだけを見て判断してしまうと、これらの重要な要素を見落としてしまい、結果として改善につながりません。


評価と治療がつながって初めて「治療」になる

私は、パーキンソン病や脳卒中の方を担当していた頃から、

評価そのものが治療の一部であり、治療は評価の延長線上にあるという考え方を大切にしてきました。

評価で見つけた問題点に対して、適切な治療が行われる。

治療を行いながら、再び評価して変化を確認する。

この循環があって初めて、本当の意味での治療になります。


本当に大切なのは「評価の質」

変形性膝関節症の治療は、単に痛みを取るだけでは不十分です。

痛みの背景にある原因を見つけ、そこにアプローチできるかどうか。

そのためには、評価の質がすべての土台になります。

私はこれからも、評価の重要性を常に意識しながら、患者さんの改善に向き合っていきたいと思います。


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