膝の内側の痛みの原因の一つに「鵞足炎」があります。
鵞足とは、骨盤から伸びる3つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が、
最終的に膝の内側に集まって付着する部分のことを指します。
この3本の筋肉が広がるように付着している形が、鳥の足(ガチョウの足)に似ているため「鵞足」と呼ばれています。
最近では、膝の痛みの“おまけ”のように軽く扱われることもありますが、
実際にはしっかり痛みが出ているケースでは改善に苦戦することも多いと感じています。
特に、腰椎や股関節周囲の問題が強く影響しているケースでは、膝だけを見ても改善しにくい傾向があります。
そのため、まずはストレッチが有効になりますが、足だけのストレッチでは不十分です。
体全体を使ったストレッチ、特に背骨の柔軟性を高めるストレッチや、
股関節・太もも周囲を含めたアプローチが効果的だと考えています。
鵞足炎の痛みを理解することは、改善の第一歩です。
ぜひ、こうした背景を知ったうえで、日々のケアに取り組んでいただければと思います。

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