変形性膝関節症に対して介護保険制度の活用方法

以前、小平市で80代後半の方を訪問で担当したケースがあります。

その方は、両側の変形性股関節症・両膝の変形性関節症・脊柱管狭窄症を合併しており、

歩行時には足を引きずるような状態でした。

娘さんが当院に来られ、「このような状態でも診てもらえますか」と相談があり、

訪問での対応が可能であることをお伝えして介入を開始しました。

初期状態と方針

当初は仰向けも右向きもできず、左向きでしか寝られないほどの状態でした。

もともと家族は手術に対しては消極てきであり懐疑的になっていました。

そのため手術についても相談されましたが、年齢や活動量を踏まえると、手術はすすめませんでした。

私がまず取り組んだのは、痛みのコントロールです。

約3ヶ月ほど経つと痛みが徐々に落ち着き、状態が改善してきたタイミングで、介護保険制度の利用を提案しました。

介護保険制度は早めの活用がおすすめ

特に70代後半〜80代以上の方には、介護保険制度の利用を積極的に勧めています。

ただし、整形外科クリニックに一人で通えるような方は、申請しても認定が通りにくいケースもあります。

介護保険で特に活用すべきサービス

① 福祉用具のレンタル・購入

車椅子、手すりなど、生活を安全にするための福祉用具は非常に有効です。

② 訪問リハビリ

訪問リハビリには大きく2種類あります。

  • 病院から来る訪問リハビリ
  • 訪問看護ステーション(介護事業所)から来る訪問リハビリ

多くの方は病院からの訪問リハビリを利用しますが、私は訪問看護ステーションからのリハビリを推奨しています。

理由としては、

  • 病院の訪問リハビリは比較的若いスタッフが多い。
  • 訪問看護ステーションのリハビリは経験10年以上のスタッフが多いという傾向があるためです。

ただし、名称が「訪問看護によるリハビリ」となっており、少し分かりにくいのが現状です。

訪問リハビリのメリット

うまく制度を活用すれば、週2回程度のリハビリが可能になり、リハビリ頻度を高めることができます。

しかも保険制度が使えるため、費用負担も抑えられます。

もちろん、利用するかどうかはご本人の考え方にもよりますが、使えるサービスは積極的に使うべきだと考えています。

その意味でも、訪問看護ステーションを通じた介護保険制度の活用は非常に有効です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次