当院には、変形性膝関節症や慢性的な膝痛を抱えながらも「スポーツを続けたい」という方が多く来院されます。
その際、必ず確認していることがあります。
まず私は、「継続的なスポーツは膝にとって必ずしも良い影響ばかりではない」という事実をお伝えします。
そのうえで「それでもスポーツを続けたいと思いますか」と確認します。
当院には重症の方から軽症の方まで幅広く来られますが、
どの段階であっても 過度なスポーツは膝の状態を悪化させる可能性が高い ことは共通しています。
しかし、私は患者さんの“人生”という視点も大切にしています。
痛みがあっても、好きなことを続けることが人生の質につながる方も多くいらっしゃいます。
以前、60代後半でサッカーを続けている男性が来院されました。
腰は圧迫骨折の既往があり、膝は前十字靭帯損傷も抱えていました。
有名なスポーツ整形外科医から「もうやめた方がいい」と言われた方でしたが、
それでもご本人はサッカーを続けたいという強い思いを持っていました。
私が知る限り、その後も3年以上プレーを続けておられました。
このような例を見ると、痛みがあってもスポーツを続ける意義は、その人の人生そのものに深く関わっていると感じます。
逆に、「悪化するくらいならやめてもいい」と思える方は、無理に続ける必要はありません。
ただし、どうしても続けたい場合には、“自己管理”が何より重要 です。
そして最も怖いのは、自己流の管理で間違った方法を続けてしまうこと です。
当院では、スポーツを続けたい方には必ず以下を徹底してもらっています。
- 運動前後のストレッチを必ず行うこと
- 筋トレは正しいフォームで行うこと(誤った方法は悪化の原因)
- 専門家の意見を取り入れながら継続すること
これらを守ることで、長期的にスポーツを続けることが可能になります。
何か気になることがあれば、いつでもコメントしてください。

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