ひざ関節に溜まる水

ひざ関節内にたまる水を関節水腫(かんせつすいしゅ)といいます。

これは関節内に炎症が起こった結果起こる現象です。

(そのほかにも原因はあるようですがここでは割愛します。)

炎症はそもそも関節軟骨がすり減り、

その摩耗紛が関節を覆っている膜(滑膜)をつき、炎症を引き起こします。

そのため原因はその関節軟骨への過度の負担を減らすことです。

これは薬や注射では一時的には痛みの緩和が起こしますが

身体のバランスを整えて関節軟骨にかかる負担を減らさなければ再発を繰り返します。

またこの関節水腫はさらに組織にダメージを与えます。

本日当院に来た国立市在住の60代女性です。

ひざのお皿の上に水腫が確認されていました。

関節を動かしても大きく痛みはなく、

ひざを曲げていく130°付近で同部位の腫れぼったさを違和感がありました。

これは関節水腫によって筋肉やまわりの周辺組織を硬くして、

このようなことを起こしていました。

身体のバランスを整え、

しっかりとした筋収縮を促して

弾性包帯を使い、

圧迫させて極力水腫が溜まりやすくならないようお伝えしました。

いつも帰りには痛みが起きてしまうということでしたが

特に痛みの増強なく帰宅されました。

関節水腫は人によっては動かすだけで痛みが出て

施術だけでは改善出来ず、

経過を見守らないといけないケースもあれば、

本日来られた方のように痛みなく違和感のみの方もいます。

痛みが強くなくても、安易に安静にするのではなく、

少し圧迫などして関節水腫を減らすことも、

周りの組織変性を防ぐ必要があります。

このようなときは家の中にある包帯などを使い

関節水腫があるところを圧迫することをお勧めします。

しかしあまり変わらないようなら必ず医療機関を受診してください。

またご不明な方はご質問いただけるとうれしいです。

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