社会人になってよく言われたのが「一回説明したでしょ?」
ってよく言われたのを覚えています。
私は分っていても忘れるのは当たり前のことです。
ましてまったく理解できないことを説明されても
一回で理解できる人はいないと思っています。
私も医療者になって説明したと思っても
理解されていないことをよく考えさせられます。
「この動作はいまはやってはいけないですよ」と
期間を決めて説明しても
その方にとっては大きい言葉になっていて
これから先もやってはいけないと思ってしまう方がいます。
人工膝関節置換術を施行され
術後ひざ前面にキズが残ります。
これは医療者にとっては当たり前ですが
初めての方にとっては結構なキズです。
そのため床にひざをつけることはできないと
思う方がいるのも当たり前です。
術後、床にひざをつけるのは
傷口が開くのではないかと思うと思います。
医療者からすると
感染対策やキズが開くためやらないようにするよう説明します。
しかし抜糸後、床からの起き上がりのために練習することがあります。
現在は入院期間の短縮もあってしないのかもしれませんが
本来やらないと床からの起き上がりが出来ず、
いざしなければいけないときにできないことがあります。
例えば道端で転倒した際です。
一回説明したと言っても理解されていないことは多くあります。
身体や手術については尚更難しいことがあります。
忙しいお医者さんに聞くのは申し訳ないと思う方が多いかもしれませんが
聞く勇気も大事になります。
もし、それでも聞きづらい方は私に相談してください。
答えられる範囲であれば説明できると思います。
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