17年の現場経験を積んできましたが、
ひざ関節痛を主にみるようになって一年が経ちます。
その中で半月板損傷によるひっかかり症状(キャッチング)の方が
来ると難しいと感じていました。
臨床経験豊富な理学療法士の方より
半月板損傷によるひっかかり症状は手術適応の
可能性があると聞いたこともあります。
最近この症状を持つ2名の方をみています。
一人は小中学生のときに半月板損傷を受傷し、
手術歴のある変形性膝関節症を呈した30代男性。
もう一人は1年半前より変形性膝関節症が悪化し
外出が出来なくなっている60代女性です。
二人ともこのひっかかり症状を持っていました。
しかし介入から徐々にひっかかり症状が減少しています。
そもそもなぜひっかかり症状がでるのか
ここからは私の見解です。
そもそもひざが動くためには膝関節内での遊びが必要です。
そのため曲げる、伸ばすもしっかりできていることが条件になります。
しかし年齢が経つと、この遊びがなくなり
半月板のある一転に負担がかかり、
それが損傷を繰り返した結果、
半月板のひっかかり症状を引き起こしていると考えています。
そのため身体の柔軟性が向上し、
ひざ関節の遊びが出てくると半月板への一転負荷が減り、
ひっかかり症状が減少すると考えています。
本日も30代男性を見ましたが、
ひっかかりは減っていました。
最近この2名の方からも症状は減っていますと
うれしい報告を受けています。
全身をとらえた介入方法はひっかかり症状を
減少させると実感しています。
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