ひざの痛みに対する感受性

昨日、国立市から50代の女性が来院されました。

評価すると、明らかに室外側脂肪体の痛みが主因でしたが、痛みの質が他の方よりも強く感じられるタイプでした。

しかし、身体の状態そのものはむしろ良好で、構造的な問題は大きくありませんでした。

痛みというのは、単に組織の状態だけで決まるものではありません。

個々の感覚の違い、不安、これまでの経験、生活背景など、

さまざまな要素が加わって“痛み”として表れることが多いと私は考えています。

だからこそ、身体の状態が良いから大丈夫、という単純な話ではありません。

「しっかり治せる」という安心感を持っていただける体制を整えることが大切だと思っています。

医療者側からすると、「軽症だから問題ないですよ」と一言で終わらせてしまうケースもあるかもしれません。

しかし患者さんにとっては、今の痛みだけでなく、これからの生活や将来への不安も含めて悩みが生まれます。

その不安に寄り添い、身体だけでなく“心の安心”まで支えることができなければ、

本当の意味での治療にはならないと私は考えています。

痛みは、人間がもっとも嫌う感覚のひとつです。

だからこそ、少しでも改善できるよう、これからも丁寧に向き合い続けていきたいと思っています。

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